野口悠紀雄(1940~)著。平成5年(1993)刊。
資料や書類、名刺などを整理する方法は、従来内容別に分類してきた。しかし、この分類方式では手間と時間がかかり、また分類しにくいものなども生じてデメリットが大きかった。
著者は「整理は分類なり」という固定観念から脱却し、時間順に並べる方法を提唱している。これは封筒を使用した「押出しファイリング」という方式であり、本書で詳しく説明している。
現在まで多くの人々に支持されている整理法である。
魔法のように片付く
まず、本棚に一定の区画を確保する。多分本が詰まっているだろうから、どける。そして、角型二号の封筒(332×240ミリ。A4判の書類が楽に入る封筒)を大量に用意する。それから、マジックペンなどの筆記用具。準備は、これだけである。
さて、机の上に散らばっている書類などを、ひとまとまりごとに封筒に入れる。このまとまりを、「ファイル」と呼ぶことにする。封筒裏面の右肩に日付と内容を書く。封筒を縦にして、内容のいかんにかかわらず、本棚の左端から順に並べていく。これで終わりである。(1 押出しファイリングの基本思想)