ヨーロッパの詩人29人の作品57編を収める。ベルレーヌ「落葉」、ブッセ「山のあなた」、ブラウニング「春の
この詩集は
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秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うら悲し。
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鐘のおとに
胸ふたぎ
色かへて
涙ぐむ
過ぎし日の
おもひでや。
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げにわれは
うらぶれて
こゝかしこ
さだめなく
とび散らふ
山のあなた カアル・ブッセ
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山のあなたの空遠く
「
涙さしぐみかへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「
春の
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時は春、
日は
神、そらに
すべて世は事も無し。
わすれなぐさ ウィルヘルム・アレント
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ながれのきしのひともとは、
みそらのいろのみづあさぎ、
なみ、ことごとく、くちづけし
はた、ことごとく、わすれゆく
春 パウル・バルシュ
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森は今、花さきみだれ
神よ、
あまりに
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やがてぞ花は散りしぼみ、
神よ
あまりにつらき
秋 オイゲン・クロアサン
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けふつくづくと眺むれば、
たれもつらくはあたらぬを、
なぜに心の
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葉なみふるひて地にしきぬ。
きみが心のわかき夢
秋の葉となり落ちにけむ。
わかれ ヘリベルタ・フォン・ポシンゲル
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ふたりを「
昼は事なくうちすぎぬ。
よろこびもなく悲まず、
はたたれをかも怨むべき。
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されど夕闇おちくれて、
星の光のみゆるとき、
病の床のちごのやう、
心かすかにうめきいづ。
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子守歌風に浮びて、
暖かに日は照りわたり、
田の麦は
いかにおもふ、わかきをみなよ。
花のをとめ ハインリッヒ・ハイネ
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つくづくみれば、そゞろ、あはれ、
かしらや撫でゝ、花の身の
いつまでも、かくは清らなれと、
いつまでも、かくは妙にあれと、
いのらまし、花のわがめぐしご。
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落日の光にもゆる
風そよぐ梢より。
故国 テオドル・オオバネル
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小鳥でさへも巣は恋し、
まして青空、わが国よ、
うまれの里の
海のあなたの テオドル・オオバネル
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海のあなたの遙けき国へ
いつも夢路の波枕、
波の枕のなくなくぞ、
こがれ憧れわたるかな、
海のあなたの遙けき国へ。
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まさかりの真昼ぞ
われは昔の野山の精を
まなびて、こゝに宿からむ、
あゝ、神寂びし
なれがにほひの